海外のビットコインデビットカードはビットコインのままチャージ可能
2017/04/30
ビットコインをVISAやMasterCardの加盟店で使えるデビットカード。国内では2種類のビットコイン対応カードがありますが、海外ではさらに多くのカードが存在します。
国内版プリペイドカードの比較は別の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
国内版と海外版の大きな違い
国内版は日本円をチャージして使うのに対して、海外版はビットコインをそのままチャージ&ホールドできます。そして支払いをするときだけ、ビットコインを支払い通貨に換算して支払う形です。
海外版はカード会社でなくウォレットですからビットコインとして持つのが基本なんですね。
国内版カードは日本円でチャージする
海外版カードはビットコインをチャージする
ビットコインが今後も価値が上昇すると考えると、ビットコインで持っておきたい人にはオススメです。
日本で発行できる海外ビットコインデビットカード
海外のビットコインカードのうち、日本で発行できるものの代表が wirex と xapo です。
いずれもウォレットのビットコインアドレスに送金して、店頭ではデビットカードとして使います。
wirex | xapo | |
---|---|---|
券面 | ![]() | ![]() |
ブランド | VISA | VISA |
チャージ方法 | ビットコインアドレスへの送金 | ビットコインアドレスへの送金 |
スマホアプリ | ![]() | ![]() |
入金方法 | ビットコイン 銀行振込 電子決済 | ビットコイン |
2つの違いとして、xapoはビットコインの入金のみですが、wirexは銀行振込やPayPalなどの電子送金でも入金ができます。
海外のカードは手数料が高め
国内版と比べて海外のカードは手数料が高めです。カード発行に17ドルと、年間12ドルの維持手数料がかかります。
wirex | xapo | |
---|---|---|
カード発行手数料 | 17ドル | 20ドル |
維持管理手数料 | 月1ドル | 年12ドル |
チャージ手数料 | Bitcoin 無料 銀行振込 3ドル PayPal 3% | Bitcoin 無料 |
そのぶん国内版と比べると、アプリやウォレットとしての使い勝手はとても良いと思います。
ATM引き出しは互角
ATMで現金を引き出すときの手数料は、クレジットカードや銀行のデビットカードと比べて同等レベルです。引き出し限度額には注意しましょう。
wirex | xapo | |
---|---|---|
ATM手数料 | 国内 2.5ドル 海外 3.5ドル | 国内 2.5ドル 海外 3.5ドル |
海外利用手数料 | 3% | 3% |
出金限度額 | 1回 1000ドル 1日 2000ドル | 1回 1000ドル 1日 2000ドル |
(補足)
ビットコイン対応カードはShiftやBitPayが有名ですが、日本向けのサービスが提供されていないためここでは割愛しています。